-No.9- CREED COLUMN スタッフ紹介

2025.5.2

動きやすい、疲れにくい、思い通りに自由に動ける。

 人が本来持っている身体の機能を取り戻すトレーニングを通じて、人生のクオリティを上げることを目的にするCREED PERFORMANCE。トレーニングで人生のパフォーマンスをあげているメンバーの話をきく「CREED COLUMN」の運用をスタートしました。

 今回は、CREEDでトレーニング指導をしているパフォーマンスコーチにインタビューを実施。コーチの森陽さんにお話しを伺いました。

-森 陽-

1992年生まれ。奈良県出身。幼少期から水泳を始め、大学入学後は女子ラグビーを始める。大学卒業後、飲食業界の仕事を経て、オーストラリアに留学。アウトドアでのブートキャンプやクロスフィットと出会い、クロスフィットの資格を取得して帰国。帰国後はジムでのボディメイク、アスリートサポートや一般の方の健康サポートに従事し、2019年よりフリーのパフォーマンスコーチとして、「陽Sunshine Boot Camp」の活動を開始。

体を動かすことを通して、その人自身が持つ自分らしさと笑顔が輝くきっかけを一人でも多くの人に届け、更にはそのエネルギーがまた大切な誰かに笑顔やパワーとなって伝わり、” Happy loop ”を広げていきたい。という想いで、スポーツジムから活動の場を広げ、全国を飛び回りながら、子供からご高齢の方まで、学生や一般の方、アスリートのトレーニングサポートまで多岐にわたり活動中。

トレーナーという職業ではなく、運動を通じて人を元気にする存在に。

・陽さんがパフォーマンスコーチを志したきっかけは何ですか?

 運動を手段に、人を元気にできるような存在になりたいと思ったことがきっかけです。

 私は3歳から水泳を始め、高校生までオリンピックを目指していました。でも、高校でスランプに陥って、自分の限界を感じたんです。それでもなんとか立て直して、最後は自己ベストを出してインターハイにも出場しました。

 大学では教員免許を取ったのですが、教育実習で子どもたちの前に立ったときに、「自分にはまだ人に何かを教えたり、進路のアドバイスをする引き出しがない」と実感しました。それで、もっとまずは自分自身がいろんな経験を積まなきゃって思ったんです。就職活動もしてみたんですが、説明会に行ってもまったく興味が湧かなくて、リクルートスーツとパンプスがキツすぎて、3分で退室してしまったことも(笑)。結局、教員にはならず、就職活動もせず、自分にしかできない道を探し続けていました。

 そんな中、大学でオーストラリアのゴールドコーストにある「スーパースポーツセンター」での海外研修プログラムに参加する機会がありました。そこではプロアスリートも一般の人も同じようにトレーニングを受けていて、みんなが楽しそうに体を動かしている姿が印象的だったんです。そこにいた女性トレーナーが強烈にインスパイアされました。

・どんな女性トレーナーだったんですか?

 その人は高齢の参加者にも「リズムなんて合ってなくても、そのままでいいよ!」と明るく声をかけて、とてもパワフルだったんです。私自身は完璧に動きをこなそうと必死だったけど、その姿を見て「楽しむことのほうがずっと大切なんだ」と気づかされました。「あ、私がなりたいのってこういう人だ」と心から思ったんです。そこから「パフォーマンスコーチ」という道が見えてきました。

・陽さんはそこからすぐにパフォーマンスコーチになられたんですか?

 大学時代にアルバイトしていた飲食店で、偶然社長に「夢は何?」と聞かれて。「海外で働きたい」と答えたら、「来年ニューヨークに店を出すから、店長を目指してうちで修行しなよ」って言ってくれたんです。その一言で人生が大きく変わりました。大学卒業後に飲食業界で働くようになりました。

 朝から晩まで働く忙しさに体を壊し、運動もできず、心も体もボロボロに。そんな時、「ニューヨークに行く前に中国に行ってください」と言われたんです。その瞬間、オーストラリアで感じたあの気持ちが蘇ってきて。「人に与えられる道を待つんじゃなくて、自分の足で踏み出さないと」と思い、勤めていた飲食店を退職。ワーキングホリデーで再びオーストラリアへ飛びました。退職して、1週間後の決断でした。

「誰も知らない場所で、もう一度ゼロから始めたかった」──海外での経験が人生を変える

 英語も話せず、ゼロからのスタート。そんな中で出会ったのが、早朝ビーチで行われていたブートキャンプでした。誰でもウェルカムな雰囲気で、ベビーカーを押したママも、フィットネスモデルも、体型、年齢、運動レベル関係なく、みんなが汗を流していて、その光景に衝撃を受けました。私が誰かなんて関係なく、一緒に楽しもうというコミュニティのスタンスに救われて、「こんな場所を、日本でもつくりたい」と強く思ったんです。あの時の体験が、今の私の原点になっています。

・かずさんとはどのような出会いだったんですか?

 オーストラリアでは運動を通じてたくさんの人に出会い、本当に“ご縁”に恵まれていたと思います。誰かが「この人に会ってみなよ」と紹介してくれて、自然に導かれるようにクロスフィットなど新しい世界に触れていきました。

 日本に帰国後、オーストラリアで体験したような外で自由に身体を動かせるブートキャンプ的な場所って、日本にはあるのかな?と探してみたんです。でも当時はそういった文化があまり広まっていなくて、「じゃあ、日本で一番フィットネスが盛んなのはどこだろう?」と考え、たどり着いた大手フィットネスジムで、トレーナーの仕事に挑戦。でもやってみると、接客のルールや運営のスタイルなど、自分がやりたいこととは少し違うな…というモヤモヤがありました。

 そんな中で知人から「面白いことをやろうとしている人がいるから、会ってみなよ」と紹介してくれたのが、グリッドネーションという新しいフィットネスの立ち上げメンバーたちでした。その中にいたのが、カズさんです。カズさんは運動プログラムの開発やトレーナー教育を担う存在で、直接現場には出ないことも多かったけれど、フィットネスを通じて人をつなげる“核”のような人でした。

・かずさんと陽さんは、運動に対するマインドや方向性が一緒の方面を向いていると感じます。

 体のことだけをストイックに話すトレーナーさんもいますが、カズさんが話すトレーニングメソッドは人生と通じる部分があるんです。トレーニングのことを指導しているのに、人生についてアドバイスを受けているような感覚になります。プロアスリートに向き合う時も、一般の人たちに対しても、同じように本気で寄り添って、そして“楽しませる”ことができる。カズさんの中には、そんなたくさんの引き出しがあるんです。

 もちろんトレーナーとしての知識や経験も一流。でもそれ以上に、私が惹かれたのはその人間としての深さでした。引っ張るような強さもあるけれど、必要な時にはそっと寄り添う優しさもある。ただのスキルアップではなく、人としての幅が広がるような、そんな経験をたくさんさせてくれる人。私は「この人と一緒にいたい」と思うようになって、自然と今に至っています。

人生に寄り添うトレーニング

・CREEDは他のジムとどんなところが違うと感じますか?

 カズさんの本質的なトレーニングの知識や哲学に、コーチたちの人柄や楽しさが掛け合わさって、ただ体が変わるだけじゃなくて、内面から前を向ける力をもらえるような場所になっていると思います。実際、会員さんと一緒にトレーニングしてると「なんか今日すごく元気出た」「ここに来ると前向きになれる」って言ってもらえることも多くて。それってただ運動してるだけじゃなくて、エネルギーの交換が生まれてるからなんじゃないかなって思うんです。トレーナーからの一方的な“指導”ではなくて、お互いに学び合って、一緒に変わっていく空間。
そんな、人の変化が連鎖していく場所が、CREEDなんです。

・最後に、あなたにとってのCREED(信条)とは。

 -Happy loop-です。

 職業にとらわれず、さまざまな人たちとつながりながら、私自身もその中で学び、挑戦を続けていきたいと思っています。

笑顔はきっと伝染するものだと思います。

自分にできることで誰かが元気になってくれることが、私の力にもなっています。

この幸せの連鎖が続いていってほしいなと思います。私自身が沢山の人たちに支えていただいているように、わたしもあたたかさと元気を届けられる、太陽のような存在でありたいです。

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